将来の夢は科学者!高校・大学進学先の最強ルート紹介!海外の研究(者)事情についても調べてみた。

はじめに

以前の記事で進学先はただ単に偏差値だけで選んぶのだけではもったいない!調べてみるといろいろな進学先があることを紹介しました。

研究者を志した際、気になるのは給料とその後のキャリアパスではないでしょうか。
また、年齢的に博士をとったときには30代前後、奥さん、旦那さん、場合によってはお子さんもいるかもしれません。
かの有名なNature asiaに「幸せな研究者、不幸せな研究者 」という記事あったので紹介します。

ここでも書かれていますが、国民性で満足度が変化することがあるということは考えられます。なので、参考程度にみてくださいね。
それぞれの項目の上位3つを上げています。

満足度

世界数十か国の 1 万 500 人以上の研究者から回答です(調査方法の詳細については こちらを参照)。各調査項目についての満足度(満足= 1.0、どちらでもない= 0.5、不満= 0)は、すべての回答の平均。

「給与」の満足度

  1. スイス(0.844)
  2. オランダ(0.698)
  3. デンマーク(0.694)

日本(0.471)

ヨーロッパでの満足度は高いですね。

「休暇取得権」の満足度

  1. デンマーク(0.870)
  2. スウェーデン(0.861 )
  3. オランダ(0.854)

日本(0.424 )

留学先だったドイツ(0.837)以上の国があるなんて、と少し驚きました。サマーホリデー、クリスマスホリデーなどあんだけ休んでいた印象だったのに。

「医療保険給付」の満足度

  1. フランス(0.851)
  2. デンマーク(0.840)
  3. スウェーデン(0.758)

日本(0.546)

「出産・育児休暇」の満足度

  1. デンマーク(0.937)
  2. スウェーデン(0.865 )
  3. フランス(0.789)

日本(0.429 )

デンマークではほとんどの人が満足しているということか、昨今の出産・育児休暇の取り組みが取りざたされている日本においては別次元の話なんだろうな~。

「年金・退職金制度」の満足度

  1. デンマーク(0.771)
  2. オーストラリア(0.689)
  3. イギリス(0.653)

日本(0.341)

デンマーク強すぎないか?ここでヨーロッパ以外の国としてオーストラリアがランクイン!

「1 週間当たりの労働時間」の満足度

  1. デンマーク(0.665)
  2. スイス(0.644)
  3. アメリカ(0.625 )

日本(0.448)

やっと出てきた自由の国アメリカ!

「独立性」の満足度

  1. オランダ(0.858)
  2. デンマーク(0.841)
  3. カナダ(0.814)

日本(0.567)

「上司や同僚とのディスカッションやアドバイス」の満足度

  1. オランダ(0.600)
  2. アメリカ(0.595)
  3. カナダ(0.592)

日本(0.442)

この質問に関しては割とどの国も拮抗していたかな、という印象です。どうしても教授は忙しいですからね。

「8 項目すべて」の満足度

  1. デンマーク(0.777 )
  2. オランダ(0.718)
  3. スウェーデン(0.711 )

日本(0.458)

気になるデンマークの給料と生活費は?

この記事を読んでいて思ったのはヨーロッパは全体として高く推移指定いることです。私の印象としても、日本の値は妥当な気がします。もう少し不満があってもいい気がしますが。。。

中でもどのランキングにも顔を出したデンマークとはどのような研究生活を送れるのでしょうか。

デンマークについて

公用語 デンマーク語
人口 570万人(兵庫県くらいの人口)
面積 日本の1割程度(しかし、グリーンランドは実はデンマーク領)
通貨 デンマーク・クローネ (DKK)
GDP 愛知県程度

ポスドクの給料事情

デンマークではデンマーク・クローネ (DKK)という通貨を使っているんですね。以下、訳です。

コペンハーゲンビジネススクールでは、ポストドックの給与は月額35,264から47,695 DKKですが、オールボー大学では29,520から34,847です。

コペンハーゲン大学でのポスドクの平均月収は40,849 DKKです。

この金額を円に換算すると月給70万円弱ですね。

欧米では、一般的に職業名として使われているが、日本ではまだ馴染み深い職業名です。 そのポスドクの年収は、良くて年収は500~600万といわれてます。 平均年収だと300万程度といわれてます。 現在、博士号を取得した人は、1万5千人以上います。

それでは、日本との平均年収を比べてみましょう。

同統計によると、アメリカの平均年収は約5万7139ドル(約605万6000円)、フランスは約4万7885ドル(約507万6000円)、日本は約3万7988ドル(約402万7000円)です。 デンマークの平均年収は日本のおよそ2倍となっています。

ペンハーゲンでの生活費(1カ月):6610DKK(=約¥116,468)

家賃(水道・光熱費・洗濯・wifi込):4800DKK(=約¥84,576)
食費:600DKK(=約¥10,572)
通信費:100DKK(=約¥1,762)
生活日用品:平均150DKK(=約¥2,643)
交通費:360DKK(=約¥6,343)
その他娯楽:約600DKK?(=約¥10,572)

こちらのブログで紹介されています。

東京に住むのと変わらないかなって感じです。この人はかなり節約して位て、実際普通の人は食費はもっとかかっていると思います。

しかし、所得税55%(市への税21%、もっと大きい自治体(県に相当)への税金11%、国への税23%)、消費税25%(食料品も全て25%)、車の購入は280%の税金と少し高めです。

手元に入るのが先ほどの給料だと30万円程度ですかね。日本では税率は20%程度なので、月20~5万円の手取りとなるはずです。

デンマークでのノーベル賞受賞者たち

ニールス・フィンセン、生理学・医学賞、1903年
フレデリック・バイエル、平和賞、1908年
カール・ギェレルプ、文学賞、1917年
ヘンリク・ポントピダン、文学賞、1917年
アウグスト・クローグ、生理学・医学賞、1920年
ニールス・ボーア、物理学賞、1922年
ヨハネス・フィビゲル、生理学・医学賞、1926年
カール・ピーター・ヘンリク・ダム、生理学・医学賞、1943年
ヨハネス・ヴィルヘルム・イェンセン、文学賞、1944年
オーゲ・ニールス・ボーア、物理学賞、1975年
ベン・ロイ・モッテルソン、アメリカ、物理学賞、1975年
ニールス・イェルネ、イギリス、生理学・医学賞、1984年
イェンス・スコウ、化学賞、1997年

デンマークの大学

国家ランキング 大学* 世界ランキング
1
コペンハーゲン大学 35
2
オーフス大学 73
3
デンマーク工科大学 101-150
4
南デンマーク大学 201-300
5
オールボー大学 301-400

引用:http://www.shanghairanking.com/ja/World-University-Rankings-2015/Denmark.html

研究者へのお勧めルート

王道コース

旧帝国大学(現北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学)の7大学及び東工大学

昨年9月に発表されたThe世界大学ランキングによると、日本からは東京大学と京都大学が引き続きトップ100入りを果たしました。東京大学は順位を4つ上げて42位、京都大学は9つ上げて65位でした。

ノーベル賞も毎年のようにとってますし、日本の研究レベル、教育レベルの高さを証明しました。

おすすめコース1

国立高等専門学校(高校+短大、いわゆる高専)➝旧帝国大学➝旧帝国大学大学院

おすすめコース2

国立高等専門学校➝海外大学編入➝海外大学大学院

おすすめコース3

高校卒業➝海外大学➝海外大学院

おすすめコース4

日本の大学卒業➝海外大学院

おすすめコース5(海外にも行きたいし、日本でスムーズに就活したい)

高校卒業➝海外大学➝旧帝国大学大学院

高専➝海外大学編入➝旧帝国大学大学院

私立大学は?

私が学生として入るなら、早慶理科大しか考えられませんね。
研究員として入るなら、他にもたくさん候補がありますけどね。

学生教育と研究レベル、卒業後の同窓会の大きさ・活発さを考えるなら、上記3つしかないかな、と思います。

海外大学どこがいいの?

ヨーロッパは学費無料?

ドイツ

ドイツでは未だに学費無料です。
大学の多くで合否判断をUni-Assistという組織に委託しています。

Uni-Assistって聞きなれませんよね。これは海外で取得した単位の成績がドイツ大学入学に十分かどうかを判断する組織で、出願者は直接大学に願書を提出する必要がありません。つまり、Uni-Assistに書類を送付することで一度に複数の大学に応募することができます。

でも、アーヘン工科大学やカールスルーエ工科大学などの一部の大学ではUni-Assistを通さず直接大学に出願書類を提出する必要があります。このあたりも年ごとに変わったりするのでチェックが必要ですね。

オーストリア

オーストリアでは2学期制(冬学期:10/1~1/30 夏学期:3/1~9/30)で、基本的に毎学期726.72ユーロの学費が課せられます。

15万円程度でしょうか。

ベルギー

大学によってまちまちですが、20万円程度です。

フランス

ずっと学費安かったフランスも日本と同じくらいになりましたね。
大学院では給料が10~15万円程度出るので、なんとかやっていけますかね?

スイス

大学によって異なります。また外国人は高めに設定されています。
・連邦工科大学:1,300スイスフラン/年
・大学:1,000~8,000スイスフラン/年
・応用科学大学・芸術大学:1,600~60,000スイスフラン/年
・教育大学:1,000~9,000スイスフラン/年

引用:http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/purpose/higher_edu/he_switzerland/

他のヨーロッパの国々は?

他のヨーロッパの国ではEUの人は無料で、非EUでは100万円ほどかかります。

学費は高いけど教育レベルが高いアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアは?

学費は高く設定されていますが、奨学金が多数用意されていて、十分暮らしていけると思います。学費、生活費などの費用は、東京で私立に通う一人暮らしと変わらないと思います。

留学するならあせらずゆっくりと

世界各国、高校卒業してスムーズに大学に入るシステムは逆に珍しいと思ってもらってもいいと思います。兵役やギャップイヤーなどで、1年、2年くらい高校卒業後働いている人はたくさんいます。

私としては、高校卒業後、1年間~2年ファウンデーションコースで勉強、または、非英語圏の現地の言葉を1年間~2年間勉強(英語+現地語)、その後大学に入るというのでもいいと思います(浪人して予備校いくよりよっぽど有意義な気が、、、)。

非英語圏でもヨーロッパの大学では英語で学位をとるプログラムもありますしね。

もし、この情報を高校当時の私が知っていたいたなら、私は英語を習いにイギリスまたはアイルランドへ、その後、ドイツの大学で博士までいって、その9年間にドイツ語も勉強して、ドイツ語、英語のトリリンガルを目指していたかもしれませんね。

ちなみに、
どこの国でも慢性的な人不足です。そのためドイツでは、大学の本科生ならばドイツ語の授業が無料なんです。

実は、非英語圏で研究で活躍している先生方たくさんいます。ブラジルやフランス、スイスには知り合いの先生がいますし、彼等は日本で博士を取って、三カ国語話者ですしね。

科学者になるにもたくさんの道があります。
一つ言えるのは、大学入学までの情報を調べられない人は、日本の大学を出て日本での就職を目指すべきかと。。。

でも、言語ができる出来ないで、応募できる枠が増えるのも確かです。

結局日本人研究者は海外にどれだけいっているの?

4,000~5,000 人と推測されています(文部科学省調査)。

博士取得したばかりの研究者に関しては、2~3%程度(科学技術・学術審議会 学術分科会(第37回))10年前のこの調査からそう変わっていないと思います。

研究者といえば業績、業績といえば論文数

最近、論文数で注目を集めているのがスイスです。

また、大学ランキングなど。

結論

海外への研究留学といえば、アメリカ、イギリス、ドイツのイメージですが、デンマーク、オランダはなかなかよさそう。

業績を稼ぐなら、上記に加えて、スイスもよさそうです。

海外にいくと業績を稼げそう、、、なんでなんだろう。

 

Posted by xxxchem